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SSH講演会Ⅲ「(きっと)面白い世界へ踏み出す勇気を」


本校OBで、現在研究職に就いている方の講演を通じて、研究職のやりがいと、その有益さを理解し、研究に対するあこがれや、意欲関心を高める。進路志望を考える上での一助とする。

講 師:佐藤 友紀氏(秋田県総合食品研究センター研究員・本校OB)

期 日:10月18日(木)5・6校時

対 象:本校1年生204名

内容:

アンケート結果・感想:  4:そう思う、3:ややそう思う、2:あまり思わない、1:思わない

 

1 内容は理解できた

64.2%

34.8%

1%

0%

2 興味深い内容だった

65.7%

32.3%

1.5%

0.5%

3 課題研究に役立つ

52.7%

40.8%

6.5%

0%

4 進路の参考になった

62.7%

31.8%

5%

0.5%

5 一般教科に対する意欲が高まった

39.3%

46.8%

10.4%

3.5%

・何事も最初の一歩を踏み出すことが大事ということを学んだ。自分はきらいなことから逃げる性格があり、勉強も嫌だと思う気持ちは少なからずある。でも将来の夢を諦めたくないので、一歩を踏み出す勇気をもってこれから生活していきたい。

・やりたくないことでも、やらなければいけない場面が必ずあるので、少しでも興味をもつ姿勢で生活したい。

・研究者は理数教科が得意な人ばかりだと思っていたが、佐藤さんのように苦手でも興味を持って続けていくことが大事だと感じた。

分析・評価

講演をとおして、現在の自分の学習に対する姿勢を見つめなおし、進路に対する意識の向上が認められた。生徒からすると自分とは異なる世界と思われがちな研究職であるが、先輩が地元でその職に就いているということが大きな目標ともなり、励みとなっている。大いに効果があった。

 

SSH理科実験教室

SSH事業の一つである地域連携の一環として、市内の中学生に対し、理科実験指導を行い、興味関心を喚起する。また本校の取組に対する理解を深める。

日 時   平成30年10月14日(日) 9:30~12:00 

 対 象   理科と秋田中央高校に対する興味がある中学生56名(3年生40名・2年生16名)

 内 容   秋田中央高校のSSHの紹介、本校躍進探究部の研究発表

       秋田中央高校の先生による中学生参加の実験教室

        ・化学実験「カラムクロマトグラッフィーによる光合成色素の分離」3年生

        ・物理実験「輪ゴムの弾性力測定実験」2年生

 アンケート結果・感想:

5そう思う、4やや思う、3どちらでも無い 2あまり思わない、1思わない

Q1 躍進探究部の研究発表について

内容が理解出来た。

67.9%

30.4%

5.4%

0%

0%

興味深い内容だった。

76.8

21.4

0

1.8

0

興味深い研究内容があった。高校生活が楽しそうで期待できると思った。

躍進探究部について理解できた。海外研修があることがすごいと思った。

自分も疑問を解決するような研究がしたい。たくさんの賞を受賞していることに驚いた。

中央高校に興味がわいた。高度な実験。躍進探究部に入部したいと思った。

分かりやすい言葉で発表してくれてよかった。研究の参考になった。

Q2 実験内容について

内容が理解出来た。

64.3%

32.1%

3.6%

0%

0%

興味深い内容だった。

85.7%

14.3%

0%

0%

0%

実験は2回データをとる大切さを学んだ。中央高校に入りたいという思いが前より強くなった。

自分達が、見えているものが全てではないということを学んだ。中央高校のみなさんが優しく話しかけてくれて嬉しかった。理科は得意ではないが、この実験をきっかけに頑張ろうと思えた。

内容が難しく、失敗もあったけど、知らなかったことを学んで楽しかった。

先生に「実験が上手だ」と褒められ、追加実験までして頂いたことは忘れられない思い出になった。

理科が大好きなので、高度な授業を体験できてとても楽しかった。

分析・評価 

実験教室をとおして、本校への興味関心を喚起し、また志望動機付けができたと考える。

 

SSHフィールドワーク研修

秋田では現在、再生可能エネルギー促進の気運が高まっており、なかでも風力発電や地熱発電、木材資源の再生の実用化に向けた取組が急速に進んでいる。身近な地域におけるエネルギー政策の現状と今後の課題について学ぶとともに、今後の資源・エネルギーについて新しいかたちを提言できるようになることを目指す。

日 時      平成30年10月1日 8151730

参加者      1・2学年(秋田の資源・エネルギー問題に対して興味を持っている生徒18名)

訪問先      秋田市総合環境センター(一般廃棄物の資源化過程の見学)

ユナイテッドリニューアブルエナジー㈱ (放棄スギ材を利用した木質バイオマス発電施設)

㈱ナチュラルエナジージャパン(生ごみを利用したバイオガス発電施設)

能代風力発電所見学(風車の見学、洋上風力発電の紹介)

秋田県立大学木材高度加工研究所(日本の林業の現状と国産材の利活用の講義、施設見学)

事後アンケート/感想

 

・躍進Ⅰで木材を使ったバイオマス利用について調べている。今回の研修は、今後の研究を進めていくうえで大変役に立った(1年生)。

・これまで木を伐ることは環境破壊だと思っていたが、適度に伐る方が地球環境にも人にも良いということがはじめてわかった(1年生)。

・木高研でつくられたやわらかい木の道具を触って、木は硬いものという認識が覆された(1年生)。

・秋田にはたくさんの発電施設があることを知った。今後、これらを後世に残していけるように、自分ができることをしっかり行っていきたい(1年生)。

・部活の研究で「ハリエンジュ」について調べたいと思っている。ハリエンジュが増えすぎないように木材チップにしてバイオマス発電に利用した際の発電効率などを研究していきたい(1年生)

・風車の設置や森林の伐採は環境破壊であるといった誤った認識がある。秋田県の再生可能エネルギーが発展していくためには、こうした誤解をなくしていくことが必要。学校の講義でも再生可能エネルギーについて取り上げるべき(2年生)。

・現状に満足せず、より上をめざそうという意思がたくさんの人たちから伝わってきて、これからの秋田の発電、エネルギー事業の発展がとても楽しみになった(2年生)。

・秋田の風の強さを初めて体験し、風力発電が盛んな理由がよくわかった。こうした恵まれた資源を有効に活用していかなければもったいないと感じた(3年生)。

分析・評価

地元秋田のことでも生徒には初めて知る内容であり、また新しい発見があり有意義な研修となった。前年度まではエネルギー課題を取り上げていたが今年度から資源・環境面についてもテーマを広げて実施した。アンケートより現状を踏まえ今後の改善点や取組に意欲を持つ生徒が現われた。また具体的に自己の課題研究のテーマとする生徒も現われている。

  
  
 

秋田県立大学実験実習

 

大学の研究施設で最先端の実験設備に触れ、大学教員の専門的な講義、実験に主体的に参加する。

科学的基礎力(自然事象について目的を持って観察・実験する力)、および持続的探究力(実験結果について科学的根拠に基づいて考察する力)の育成を図る。

期 日:平成30年8月30日()  9:00~16:00(躍進7時間に相当)

参加者:1学年209名

講 座:12講座(秋田キャンパス5講座、本荘キャンパス7講座)

応用生物学科

キノコの分子固定入門

31

生物生産学科

お米のDNA鑑定

20

生物生産学科

植物組織に含まれるタンパク質の解析

17

生物環境学科

○○ちゃんに叱られる!PM2.5が光るのはなぜ?

20

アグリビジネス学科

観察力で花の形態を解き明かす

26

機械知能システム学科

熱・流体現象を可視化して理解する

10

知能メカトロニクス学科

抵抗およびインダクタンスの測定

4

知能メカトロニクス学科

気体定数の測定

7

情報工学科

マウス操作によるプログラミング入門

15

情報工学科

Arduinoを使った環境センシング

5

建築環境システム学科

無色のプラスチック粘土による住宅(三次元ヴォリューム)彫塑模型作成(1:100程度)

35

経営システム工学科

オペレーションズ・リサーチ入門~確率モデルによる野球の最適打順~

20

アンケート結果

アンケート項目

5

とても

そう思う

4

やや思う

3

どちら

でもない

2

あまり

思わない

1

まったく

思わない

平均

(前年)

内容が理解できた。

84(42%)

93(46%)

15(7%)

9(5%)

1(0.5%)

4.2

(3.7)

177(88%)

10(5%)

興味深い内容だった。

105(52%)

68(34%)

23(11%)

6(3%)

0(0%)

4.3

(4.3)

173(86%)

6(3%)

課題研究(文系の研究も含む)のテーマを考えるきっかけになった。

51(25%)

86(43%)

47(23%)

16(8%)

2(1%)

3.8

(3.7)

137(68%)

18(9%)

実験や観察など,研究の手法が身についた。

89(44%)

88(44%)

20(10%)

4(2%)

1(0.5%)

4.3

(4.2)

177(88%)

6(3%)

数学や理科を始めとする日常の授業に対する学習意欲が高まった。

54(27%)

81(40%)

52(26%)

11(5%)

4(2%)

3.8

(3.9)

135(67%)

15(7%)

分析・評価

実験観察の手法が身についたという回答が多かった。各講座の先生方のおかげで、今回の実験に関する科学的基礎力(実験力)や探究力(考察力)は育成されたと評価できる。一方でその波及効果による学習意欲喚起はもう一つという結果であった。

昨年度の開講テーマを改新し、生徒の興味を喚起するテーマを提供していただけた。また昨年実施できなかった建築環境システム学科も開講いただき、生徒からの人気の高いテーマとなった。

特に情報分析に関連して野球をモチーフに行った実習は時代を捉えた上手なテーマだと感じる。我々も常に最新の情報や、傾向を理解しながら授業や、課題研究を扱いたいと感じた。

 

H30 SSH生徒研究発表会 2年連続奨励賞受賞!

8月8・9日に神戸国際展示場にて、SSH生徒研究発表会が開催されました。全国のSSH指定校184校とSSH指定経験校や海外からの招聘校合わせて208テーマのポスター発表がなされました。1日目はポスター発表、2日目は6部門(物理・工学、化学、動物、植物、地学環境、数学)の各分野から選出された優秀なテーマ1題が口頭発表を行います。本校は残念ながら口頭発表には選ばれませんでしたが、審査結果発表では見事、2年連続の奨励賞に選ばれました。「マタタビの白化現象の謎に迫る」(H27審査委員長賞)、「結晶はどのように修復されるのか」(H29奨励賞)に続く3度目の快挙となりました。

発表者:
槇尾 瞳、加藤大地、加藤萌喜 、北嶋直樹
概要:塩化ナトリウムは立方体結晶がよく知られているが、重金属塩やカルボニル化合物など媒晶剤存在下では、柱状結晶や八面体結晶、十二面体結晶などが得られる。中でも八面体結晶を得るには尿素が好成績であったので、添加する尿素の最適濃度を求めることと、結晶の成長過程や得られた結晶の観察から媒晶作用のメカニズムを調べることを研究の目的とした。

スクリーンに映し出されました
 

全国SSH研究発表会・国内研究施設訪問

理化学研究所における研修を通して、最先端の科学技術に対する認識を深めるとともに実社会にどのように貢献しているかを理解する。また、大阪市立科学館においては、「化学」・「エネルギー」・「宇宙」といった幅広い領域の科学に触れ、見識を広げる。これをもって課題研究のテーマ設定を考える上での一助とする。またSSH生徒研究発表会での口頭発表やポスター発表に参加して、課題研究のすすめ方やテーマ設定のためのヒントを得る。現在取り組んでいる(これから取り組もうとする)課題研究を発表するまでのロードマップを描く。

日 時:平成30年8月7日(火)~8月9日(木)

場 所:大阪市北区中之島、兵庫県神戸市ポートアイランド

参加者:生徒9名、引率2名

行 程:8月7日(火)            大阪市立科学館

8日(水)            理化学研究所 計算科学研究機構・生命機能科学研究センター

SSH生徒研究発表会 ポスター発表

9日(木)            SSH生徒研究発表会 口頭発表

生徒感想等

・科学館では幅広い知識を得ることが出来た。特に「におい」のテーマは衝撃を受けた。身近な食品にも使用されており、注意したいと感じた。

・理研では、スパコンの意義や医学の前段階の基礎研究や技術の話を聞いて勉強になった。知らない世界を垣間見た。

・SSH研究発表会では、多くの優秀な研究に触れることが出来た。多くの学校が堂々と丁寧に説明している姿を見て見習いたいと思った。

分析・評価

大阪市立科学館では、4階各フロアで物理、化学、エネルギー等に関する展示や体験を行った。取り上げている内容や概念は大変高度で、やりがいがあった。

 研究発表会については、good jobシール10枚を全て使い切るまで発表を聞くよう指示した。口頭発表は6テーマ全て聞き、個人的なベスト3を考えさせた。参加者はみな熱心に取り組んでいた。

 

 

青少年科学技術会議(バンコク)への参加

概 要:タイ国内外の学生及び一般参加者への英語によるポスター研究発表等

期 日:平成30年7月15日~7月17日

会 場:バンコク国際貿易展示場(タイ王国)

参加者:3年生4名および引率教員1名

生徒感想

今日はBITECで行われる、第13回青少年科学技術会議の1日目でした。開会式から始まり、ポスターセッションを行った後、他校の口頭発表を聞きました。

ポスターセッションでは、タイの教育大臣が私たちのブースにいらっしゃったり、沢山の先生・学生に聞いてもらったりすることができました。初めて英語でポスターセッションを行ったため、終始緊張して口が回りにくかったのですが、3人で協力して終えることができました。明日はタイ訪問の最終日で、口頭発表があります。ここも、3人で協力して質疑応答にも的確に対応していきたいと思います。

 今日はBITECで「How is the crystal repaired」という題でオーラルセッションをしました。少し緊張しましたが,聞き手に伝わりやすいように丁寧な説明を心がけた発表ができました。一月にBCCで発表したときよりも,成長できたことが実感できました。また,タイの英語は独特なのですが,タイの人たちを含めてフィリピンやベトナムの人たちとも交流することができました。みんな優しい人たちばかりで,とても話しやすかったです。タイに来るのは2回目でしたが,前回にはできなかった新しい体験をすることができました。移動は大変ですが,機会があればタイや海外にまた行きたいと思います。

 

 

SSHサイエンスコンテスト「マシュマロチャレンジ」

日 時:平成30年6月16日(土)8:30~12:00(躍進Ⅰ4コマに相当)

内 容:パスタを使って出来るだけ高い塔を建て、マシュマロを塔の上に乗せてその高さを競う、チームビルディングゲーム。

対 象:1学年196名

アンケート:  【5とても思う、4やや思う、3どちらでもない、2あまり思わない、1思わない】

項目

平均点

興味深い内容だった

55.6%

35.7%

6.1%

2.0%

0.5%

4.4

科学的思考力を用いた

32.1%

39.8%

20.4%

7.1%

0.5%

4.0

班で協力して作成した

81.6%

16.3%

1.0%

1.0%

0%

4.8

PDCAサイクルを行い、より良い結果を出した。

44.4%

35.7%

13.3%

6.1%

0.5%

4.2

理数教科の授業に対する学習意欲が高まった

22.4%

41.3%

27.6%

5.6%

3.1%

3.7

記述感想

・1回目ではタワーが立たなかったが、2回目では協力し合って成功した。単純なようでいてとても奥が深いと思った。どうやって土台を強くするかがポイントだった。他の班員が自分の思ってもいなかったことをアイデアでだすので、協力し合うことが大事だと思った。

 分析・評価

班員で協力し合って作業することの意義を理解した。良い結果をだすためにはPDCAサイクルを行うことが重要であることが認識された。

ただし、科学的思考を育成するというよりは、試行錯誤を繰り返すという側面が強いので、実施する目的によっては必ずしも有効とは言えない。理数教科の学習意欲喚起については若干増したという結果だった。

 

サイエンス基礎講座Ⅱ「研究リテラシー入門~研究とは何か」

実験・実習を通して,研究リテラシーの基礎を身につける。また,科学的な発想・思考力を養成し,データ処理の方法・技術等を習得して課題研究等に取り組む際の指針とする。

講 師:高木 浩一氏 (岩手大学理工学部システム創成工学科教授)

対 象:1学年200名

期 日:平成30年7月12日

内 容:①研究とは何か ②実験を通して調べる ③マッピングを通して情報共有・合意形成

 事前調査:

事後アンケート:
 

分析・評価

 研究を始めるまでの具体的な手順や、テーマ設定、実験を通した考察などを実施した。生徒の意欲関心の喚起には有効にはたらいたと評価できる。しかし生徒数が多かったため、全体へ向けた指示や説明が通りにくく講師の考えている到達度には至っていないと感じた。今後の進め方を検討する余地がある。

事前調査の結果、中学校時の総合学習の取組において調べ学習や発表の経験がある生徒が予想以上に少なかった。(またはグループ内で主体的に活動していなかったと考えられる。)今後ミニ課題研究の実施に向けて、段階をしっかり踏まえて指導する必要を感じた。



 

サイエンス基礎講座Ⅰ「リスクで身につく科学的判断」

 
 

化学物質汚染や自然災害など様々な環境問題に対する不適切な判断(無関心、過剰な怖れや期待など)が社会に大きな影響を与えることがある。

講座では確率の概念である「リスク」をものさしとして、科学的で適切な判断をする方法を身につける。偏見や思い込みを排して、合理的に判断するためのトレーニングを行う。

講 師:金澤伸浩准教授(秋田県立大学システム科学技術学部 准教授)

対 象:1学年201名

期 日:平成30年5月24日(木)

アンケート:201名 【5とても思う、4やや思う、3どちらでもない、2あまり思わない、1思わない】

項目

平均

内容が理解できた

41.2%

51.4%

6.8%

0.7%

0%

4.3

興味深い内容だった

47.6%

41.5%

8.8%

2.0%

0%

4.3

社会の問題を考える上で「リスク」を用いることは重要だ

62.6%

32.7%

4.8%

0%

0%

4.6

日常生活のなかで科学的な判断力は必要だ

45.9%

39.0%

11.6%

3.4%

0%

4.3

理数教科の授業に対する学習意欲が高まった

21.4%

44.1%

24.8%

7.6%

2.1%

3.8

感想など

      リスクというものの考え方がよくわかった。・エンドポイントをどう置くか、またそのリスクをどう評価するかが大事ということがわかった。

      リスクは有無ではなく確率の大小であることがわかった。

      わからないことには無意識に否定的な感情を持ちやすいこと、アンカリング効果など知らず知らず心理を操作されていることが分かった。しっかりとした知識を持って判断することが必要だと思った。

分析・評価

 有る無しで判断しがちなリスクを正しく認識させることができた。また世の中の様々な事象は正しく理解していないと判断を誤ることにも気付かせることができた。生徒の科学に対する興味を高めることに成功したが、理数教科科目への学習意欲向上については6割強の生徒に効果があったと評価した。

 

SSH講演会Ⅱ「科学すること・探究すること」

1年生がこれから取り組む探究活動を主体的にすすめていくために、事象を多面的かつ批判的にとらえるなど、科学リテラシーを身につけることの重要性を考えさせる目的で実施する。

講 師:細川 和仁氏(秋田大学教育文化学部 准教授)

対 象:1年生205名

期 日:平成30年5月10日

 

感想等:

・科学リテラシーは文理関わらず社会で生きていくために必要だとわかった。

・文系でも「研究する」ということがわかり、とても興味を持った。

・研究はやりたいからだけでなく、社会のためになることが大事だと思った。

・研究は「わがままなマニア」にならないこと。謙虚さが大事。

・「相関と因果」の演習問題2を楽しみにしていたが触れなくて残念だった。

・問題が面白かった。2つの事柄があると、人は関係を結びたがると聞いてそうだと思った。情報を鵜呑みにせず自分で批判的に分析する力が必要だ。

・他者を批判することが多いが、自分を批判することが大事だとわかった。

・様々な場面で他人任せにせず、自分なりに探究していくことが社会に出たとき「デキル市民」となる鍵だと感じた。

分析・評価

文系理系問わず客観的・科学的に物事を分析すること、「研究する」ことが必要だという認識が醸成された。

 

 

SSH講演会Ⅰ「研究・開発とは」

1年生がこれから取り組む探究活動を主体的にすすめていくために、その心構えを身につけさせる目的で実施する。

講 師:小林 淳一氏(秋田県立大学 学長)

対 象:1年生210名

期 日:平成30年4月12日

感想等:

・勉強と研究の違いを理解した。また研究は普段の学習の上に成り立っていることを理解した。

・普段の勉強は忍耐力や集中力を養うためにあるのではなく、それ自体に意味があることがわかった。

・世の中に出ていくと、決まった答えがなくて、自分で問題を発見し、解決することが大事だとわかった。

・研究は難しそうなイメージだったが、自分も楽しんで取り組んでいこうと思った。

・自分の価値を磨くことが大事だと思った。研究以外にも通じる話だった。部活や勉強面でも頑張ろうと思う。

・コミュニケーション力が大事だと感じた。自己表現とは相手を受け止めること、相手に理解してもらうことだとわかった。

分析・評価:

 「研究すること」と「学習すること」の違いがしっかりと認識された。また生徒の感想から、「自分の価値を磨く」など自己肯定に繋がる言葉に敏感に反応をしていることがうかがえた。向上心を認めつつ、それが生徒自身にも実感できるような取組が肝要である。

 

 

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業について

  文部科学省が、理数系教育を通して「将来国際的に活躍し得る科学技術人材を育てる」ために取り組む事業です。
 SSH事業の最大の特徴は、この目標を達成するために、各指定校が独自に「研究開発課題」を定めて研究開発を実践しているところにあります。すなわち、各指定校(全国で約200校)が同じ内容の研究開発をすすめているわけではなく、それぞれのオリジナリティーを発揮することができるのです。
 秋田県立秋田中央高等学校は、平成25年度から平成29年度に第1期の指定を受け、今年度からは第2期として研究開発を進めます。

研究開発課題
「課題を発見・探究・発信できる生徒の育成」~秋田と日本を牽引する科学系人材へ~
  
リーフレット.pdf